U星群

大学三回生です 京都に住んでいます

とても詳細にわかるルフレ解説①NB・横B編

こんにちは。Uです。京都を中心にスマブラSPのオフライン対戦環境で活動しています。メインで使っているルフレとはスマブラを始めた2020年の3月からもう2年弱の付き合いになります。大抵のカップルなら片方の浮気がバレ始める頃ですね。僕はもうルフレ以外で勝てないのでこいつを使うしかないのですが、スマブラに真摯に向き合っているルフレ使いならば、キャラ変を考えた回数は今まで食ったパンの枚数より多いはずです。もう良い加減ルフレを止めると決断してホムヒカやシークのトレモをしている人も多いでしょう。しかし、たとえルフレを使うのをやめたとて、今度は対戦相手としてルフレが現れる事になりますよね。ですので結局、使うにしろ対策するにしろ、ルフレの性能にきちんと向き合うことは役に立つと思います。なので今回はまずはルフレを使っている世界中のみんな、そしてルフレを辞めようか迷っている世界中のみんな、さらにはVIPマッチで崖ファイアに当たった瞬間に切断するみんなの為に、ルフレの技の性能を中心に使い方や対策の考察をしていこうと思います。とはいえ基本オフ勢目線で書いてるのでオンだとちょっと微妙かも?

Q.お前の実績で説得力あるの?

A.だって俺より強い人が記事書いてくれないから............

 

サンダー(NB)

かなり強い技です。魔導書を一枚使うだけはあり、発生15F全体39Fダメージは6.6%と、他キャラの牽制用の弾と比べてかなり高水準な設定となっています。比較になるのはルイージのNB(発生17F全体43Fダメージ7.2%)でしょう。あちらと比べて弾の速さが非常に速く、そして電撃属性なのでヒットストップが通常のワザの1.5倍かかるというシステム面の優遇も伴っています。

リーチもかなり長く牽制として優れているのですが、それだけではなく近距離で当てればDAが繋がって火力を伸ばすことができ、差し合いのさまざまなタイミングで価値を持つワザと言えます。回転率の高さがかなり特徴的で、弾よりも長リーチの地上技みたいな感覚で振ると良いかもしれないです(ほんとか?)

弱点は読まれやすさと持続の短さでしょう。ルフレは地上の行動で強いものが少ないので、サンダーの回転率に頼って安定行動だと思い込んで擦りがちになりますが、テンポを読まれてダッシュガードで距離を詰められると苦しい展開になります。特にルフレダッシュつかみが非常に弱いため、通常つかみで取れないくらいの距離感にダッシュガードで追いつかれてしまうと、引き行動をするしかなくなりラインを取られてしまいます。完全に撃つタイミングを読まれているときは、前回避やジャンプで大きなリスクをつけられてしまうこともありかなりヤバいです。

サンダーは強力ですが、一方で「これしかない」という技でもあります。上手く撃てれば中距離を制圧できますが、逆にサンダーの使い方が少しでも下手なだけで地上戦が一気にキツくなります。

東京喰種で例えると『優れた羽赫のクインケ使いがいるとチームの死傷率が70%下がる、逆に言えば羽赫使いが役立たずの凡夫であればチームの死傷率が70%も上がる』って瓜江が不知に言って圧をかけてたのと同じ感じです。

溜めに移行してフェイントをかけたり、意味深な前ステを混ぜたりして工夫しましょう。僕はこれが下手で一生地上戦が弱いです。上手くなりてー。誰か教えてください。

ちなみに、高%で空中で根元を当てると着地を挟んで小ジャンプ空中攻撃が繋がります。意外と狙いやすいし偶然その状況になることもままあり、場合によっては撃墜択になるので練習してみても良いかもしれないです。僕はあまり使いこなせてません。

エルサンダー(NB2段階目)


NBは25F溜めるとエルサンダーになります。魔導書の消費ページは3枚と少し重めですが、かゆいところに手が届く良い技です。ところで、NBの使用回数は雷の魔導書で統一管理されており、20ページ消費した時点でルフレは一冊捨てて、12秒間NBを使えなくなります。エルサンダーは3枚消費なので、最大でも7連射までしかできません。オンラインルフレの弾ガン待ちがうざかったらとりあえずずっとガードしてれば撃てなくなるので安心です。

エルサンダーは射程が非常に長く、ダメージはサンダーのちょうど2倍の13.2%です。ふっとばしも高く、当てたら展開が取れるので更なるリターンが期待できます。反面、弾の速さはサンダーほどではなく、ルフレは足が遅いため遠距離に向けて撃った弾と一緒に攻めたりすることは不可能なので、適当に撃つだけではガード安定で簡単に対応されてしまいます。基本的には牽制目的で前回避や前ステを読んで撃つか、引き行動に対して追い討ちをするように撃つかのどちらかで使うのが良いと思います。とにかく目的意識無しで撃つべき弾ではありません。

発生は溜め保持状態からなら8Fとそこそこ早いので、復帰や着地中など相手が慌てている場面で撃つと当たってそのまま撃墜したり、当たらなくても回避やジャンプを切ってくれて追撃可能になったりします。読み合いするのが面倒だったら撃ちましょう。

ギガサンダー(NB3段階目)

かっこいい。英語ではアークサンダー(Arcthunder)なのでグローバルなRobin mainを目指してる人は気をつけましょう。魔導書を5枚消費して多段ヒットする紫色の遅い球を撃ちます。発生はエルサンダーと同じで溜め保持状態からなら8Fで出ます。

ルフレを象徴する技の一つです。ダメージは脅威の28%。弾速の遅さにより相手の回避やステップに噛み合うことが多く、中距離ならばヒットしてもガードされてもダッシュ掴みや空中攻撃が確定するので、対応できる択が多いです。撃たれる側としてはジャンプで避けるのが正解ではありますが、距離によってはルフレの対空の展開にされてしまうので、ギガサンダーを持っているルフレには近づかないで遠距離で待つのが最も良い対策かと思います。一度ギガサンダーを溜めてしまうとエルサンダーで遠距離を牽制したりサンダーで様子見したりすることができないため、待ってさえいればルフレ側はギガサンダーを手放さざるを得なくなるんですね。あれ、もしかして弱い?

実際最近ギガサンダーの撃ち方がわからなくてちょっと迷走してるので良いアイデアがある人いたら教えてほしい......。

ところでギガサンダーにはもう一つ、シールド削り値のマイナスの補正を受けないという特徴があります。スマブラSPではワザのシールド削り量は【(基礎ダメージ+ワザ特有のシールド削り値)×1.19】%と定まっているのですが、ver3.0.0からほぼ全ての飛び道具系のワザがマイナスのシールド削り値を持つようになり、弾でシールドを削ったり割ったりするのが難しくなりました。しかしギガサンダーはその修正をすり抜けています。要はめっちゃ割りやすいってことです。

前述した式を元にすると、ギガサンダーのシールド削り量は大体33%。シールドの最大耐久値は50%なので、追い討ちで14%(17%÷1.19)を超えるダメージのワザを当てれば確定でシールドが割れることになります。各種空中攻撃がその条件を満たしますが、あれらは割らずにシールド漏れで当たってしまう場合が多いのが難点ですね。地上技だとDAのダメージが根元で12%ですので、少し削れている状態であれば割ることができます。ルフレがシールドを割った場合、ギガファイアを使うことで一部のキャラ以外には大きなリターンを出すことができるので、使う側は積極的に狙い、受ける側は最悪シールドを外すなどして対策をしましょう。

トロン(NB4段階目)

かっこいい。かっこいいだけ。画面全体に壁を貫通して当たるレーザーを放ちます。発生は23Fとバカ遅く、ダメージはフルヒットでも22%程度。吹っ飛ばしも大したことがないです。魔導書も8枚消費します。強い所なくね?復帰阻止で使えそうな雰囲気はなくもないけど、それならエルサンダーの方が速くて強そうだし......。

僕はこのワザ弱いと思っていて全く使わないのですが、「これ使えるよ!」と考えているトロンに自信アリの方がいれば使い方教えてください。一応高%からだと崖ギガファイア設置からトロンで詰ませたりできるのですが、そもそもその%ならギガファイアさえ設置すればエルサンダーでもDAでも倒せるので、わざわざ崖展開を見越してトロンを溜めて立ち回りで他のNBを使えない状態にするのは普通に良くないのでは......。

ちなみに、ルフレにはNBのOPは全段階で共通という仕様があります。序盤にサンダーやエルサンダーを撒いていると、トロンにもOP相殺がかかって弱くなるんです。きちんと飛び道具で立ち回っていると、終盤にトロンで撃墜する頃には無限にOPがかかっていてよりダメージも吹っ飛ばしも低く......という悲しい状態に。

さらにちなみに、トロンのレーザーはステージの台や壁は貫通しますが、ティーブのブロックに真横から撃つと貫通しません。しかし、ジャンプしてスティーブのブロックよりも上の高度でトロンを撃つとレーザーが降りながらブロックを貫通します。この仕様は少々特殊ですが、対スティーブを考えている人は覚えておいてください。スティーブの採掘にトロンで簡単にリスク付け!とかは、無理です。ブロックを三つ積まれたら2段ジャンプしないとトロンをスティーブに当てられず、そんな悠長なことをしていたら普通にガード安定で魔導書を使い捨てるだけになっちゃいます。残念だね。

ギガファイア(横B)

かっこいいなあ。両手を頭上に掲げて生み出した炎弾を斜め下に振り下ろして放ちます。炎弾は地面や他のキャラに当たると着火して多段ダメージを与える火柱が立ちます。全部当たるとダメージは20%弱と高く、その代わりに全体63F発生17Fとフレーム周りは重めです。ルフレの火力・撃墜の起点になるワザで逆転のキッカケにもなります。%有利を取っていたのにギガファイアに一回当たっただけで二連ファイアで台上に運ばれて上スマで飛ばされてあったまった経験、ありませんか?硬派に立ち回ってたのにちょっと対処間違えただけでデカいダメージ出されると腹立ちますよね。気持ちはすごいわかります。でもこのワザに関しては当たる人が悪いです。立ち回りでの話ね。不利状況とか崖は別。

対策を説明しますと、まず第一に炎弾自体を消すことです。火柱には相殺判定が無いですが着火する前の炎弾にはしっかり相殺判定があります。フレームの軽い空中・地上攻撃を当てるか、より回転率の高い飛び道具(ヤンリンの矢、ピカチュウの電撃など)を撒くなどして消しましょう。相殺しながら密着展開を作ればルフレにとっては不利な状況になりますし、そもそも無駄に魔導書を使ったことになるのでディスアドです。第二に、ルフレが「ギガファイア!」と言って手を頭上に掲げたのを見てから前回避すれば内側に回り込めます。そしたらもうなんでも確定するので好き放題やっちゃってください。ただし、ある程度意識を割いておかないと反応が間に合わない場合があり、また大きいキャラだと前回避中のモーションにギガファイアが噛み合ってしまうこともあるので、相殺するのが安牌ではあります。わからせたかったら前回避を通しましょう。しゃがみも結構いいかも。

しかし万が一、万が一ですよ。上記の対策を徹底した上でそれでもついうっかりギガファイアに当たってしまった場合についてですが、その際は気合を入れてずらしましょう。ギガファイアはざっくりと体の前側か後側かのどちらかに着火します。着火する位置はルフレとの距離感によって決まり、密着以外の場合なら基本的に前側に付きます。ずらしの向きはその逆です。前側に火がついてるなら後ろに、後側に火がついてるなら前にずらしましょう。ルフレの空中攻撃の発生は早いので、基本的にずらしに対応したワザ置きが可能なのですが、ギガファイアから受けるダメージを減らせるし、横スマや上スマは間に合わなくなるので基本はずらし得です。ギガファイアに一発当たってずらさないと最低でも30%、高くて50%、あるいは撃墜までつながってしまうことがあるのでずらしはやった方がいいです。ルフレを使う人もちゃんとずらしは見ようね。僕はたまにしかできないからもっと頑張りたい。

ギガファイアをガードしてしまった場合も食らった場合と対応が似ています。ガードの前側に当たっているときは後ろ回避、後側に当たっているときは前回避をしましょう。回避の向きを合わせてしまうと前隙に当たってしまいます。その場回避は後隙に当たってしまうのでおすすめできません。ガードが削れているときはちゃんとシフトすれば漏れません。とにかくガードのどの部分に炎がくっついてるか見ること!

やはり前側にギガファイアが当たることが多く、基本的にガードした後はみんな後ろ回避をするので、それを読んでダッシュ掴みに行くのを僕はよくします。結構通るのでオススメです。エルサンダーを撃つだけでもいいかもね。ギガファイアを当てられなくてもガードさせるだけで有利な読み合いになるので、最低でもガードしてもらえる状況だけでギガファイアは振ろうね。透かしとか。後は引き行動や回避を読んでぼったくるのが主な使い方だと思います。それ以外では、使うな。僕も手癖擦りはやくやめたい。

 

崖ファイアについて

おおよそ対ルフレで一番悩むところは崖ファイアだと思うので、解説をします。

前提として、崖つかまりはまずいわゆる「崖の2F」から始まり、次に崖つかまり移行の19Fの無敵時間を経て、最後に崖つかまり中の無敵時間(いわゆる崖無敵)に到達するという流れです。この最後の崖無敵の時間が掴む側の蓄積%と対空時間の長さによって変わるという仕様が崖の読み合いにおいてかなり重要です。具体的な崖無敵の計算式は【44F+(滞空フレーム×0.2)-(蓄積%×44÷120)】(滞空フレームの最大値は300F、蓄積%の最大値は120%)となっており、計算してみればわかりますが、蓄積%が高く滞空時間が短いほど崖無敵が減り、その最大値は104F、最小値は4F(これはどうも計算上ではなく仕様らしい?)となっています。

*1

 

さて、この前提を確認した上で、次にギガファイアを崖上に設置した際に起こることを説明します。地上でのギガファイアは発生してから40F後に地面に到達し火柱が立ちます。火柱は50F持続して当たった相手を拘束した後、2Fの〆部分で吹っ飛ばします。つまりこれを崖上に設置すると、設置された瞬間から52F間は崖付近に攻撃判定が出続けている状態になるわけです。ここで先ほどの無敵時間の話を考えてみましょう。仮に掴む側の崖つかまり移行がちょうど終わるタイミングで(つまり崖無敵が始まるタイミングで)ルフレがギガファイアを設置した場合、掴む側の崖無敵が52Fより多かったら、崖無敵が切れる前にギガファイアが終わるので、掴まりっぱに炎が当たることはありません。しかし逆に崖無敵が52Fより短ければ掴まりっぱに炎が当たってしまいます。(姿勢の問題で無敵時間に関係なく絶対に崖上ファイアに当たらないキャラもいます。ラッキーですね)

では掴まりっぱをやめて崖上がりをした場合はどうなるのでしょうか。その場、ジャンプ、攻撃上がりについて考えましょう。これらは行動中に崖上ギガファイアの火柱を経由することになりますが、上がりぎわに一定の無敵時間がついています。キャラごとに違いますが、その場上がりは大体30F、ジャンプ上がりは12F、攻撃上がりは25Fです。どれもギガファイアの52Fより短いので、この無敵時間だけでギガファイアをやり過ごすことは不可能です。もしも【(火柱が設置されてから崖掴まりをした時間)+(選択した崖上がり行動の無敵時間)】が52Fよりも短ければ、無敵が漏れてギガファイアが当たってしまいます。そうなるともう大惨事です。ギガファイアの持続の残り時間によってルフレ側が取れる行動が変わってきますが(最長で確認して横スマ、最短で読みでDA)崖展開の継続か、最悪撃墜につながるわけです。

攻撃上がりで炎を打ち消すことはできないの?という質問をされることがあるのですが、攻撃上がりの攻撃判定の持続2Fが、ちょうど火柱の〆部分の2Fに噛み合えば消せます。タイミング次第です。攻撃上がりをするのが早いと普通に火に当たります。

(9/22追記)攻撃上がりについては検証をちゃんとしてないので嘘かもです

では回避上がりをして避ければいいのでは?ということになりますが、これもうまくいかない場合があります。ギガファイアが地上に着いて火柱になるまで40Fかかり、その後火柱は52F持続すると説明しましたが、一方でルフレの横Bモーション自体は63Fで終わります。つまりギガファイアの持続が終わるまで29Fの猶予がルフレ側に与えられるわけです。ルフレはこの29Fを使って横B空前やら横B上スマやらを確定してニチャってるんですが、崖上でギガファイアを振ったルフレにとって、この29Fは回避上がりを自由に狩ることができる時間です。ギガファイアを避けて回避上がりをしたら弱攻撃を合わせられた!という体験、覚えがありませんか?あれはこの29Fに上がるタイミングがちょうど噛み合ってしまったから起こったんです。

回避上がりの全体フレームは一律45F。横Bの全体Fが前述の通り63Fなので、ルフレが横Bを使ってから18F以内に回避上がりをしないとルフレ側が後隙を狩れる状態になってしまうんです。18Fとか言われてもわかんねえよという人、ギガファイアが着火するのに40Fかかりその時点で18Fはとっくに過ぎているため火柱がある状態で回避上がりしてももう遅いということだけ覚えてください。回避上がりはルフレが2回目のギガファイアを打つかどうかの読み合いでしか通用しない択です。

(9/22追記)人間が見てから指動かすまでのフレームの限界が大体13Fくらいらしいので、ギガファイアのモーションを見てから回避上がりは多分無理です

じゃあギガファイア強いじゃんハメ技じゃん削除しろと思ったあなた、安心してください。今まではルフレをポジるために恣意的な論理展開をしています。現実はこんなに一方的ではありません。先ほどこっそりと仮に掴む側の崖つかまり移行がちょうど終わるタイミングで(つまり崖無敵が始まるタイミングで)ルフレがギガファイアを設置した場合」という文章を差し込んでいたのに気づきましたか?そう、実はギガファイアの読み合いは崖を掴むタイミングによってルフレ側の強さが変わるんです。正確には、崖に掴まった瞬間とギガファイアが設置された瞬間との間のフレームの長さによって異なります。上述で仮定したような崖掴まり移行の19F終了時から+10F*2の瞬間に置くのが一番強く、そこからズレるほどギガファイアの読み合いは弱くなります。置くタイミングが早すぎれば無敵時間だけで簡単に凌げてしまい、遅ければ回避上がりから反撃が間に合ってしまうからです

つまり崖で待つルフレ相手には、滞空時間を伸ばして無敵時間を稼ぎつつ、崖を掴むタイミングを毎回変えてギガファイアの設置タイミングをズラさせることが重要なわけです。その際、頭が出るタイプの復帰のキャラは遅らせすぎるとギガファイアを崖の2Fに先置きされて絶対に当たる状況になってしまうのでそこだけは注意してください。

また、ルフレ側がギガファイアのヒット確認ができるかも重要です。崖狩りミスによるラインの入れ替わりが怖いので基本的にルフレ側はヒット確認をしてから追い討ちをしたいのですが、ギガファイアの持続が残っていないとすぐに燃え終わってしまいヒット確認ができないわけです。なので崖掴まりをたっぷり遅らせてから火柱に当たれば、ルフレ側は当たらないとみて二回目のギガファイアを振るか当たると信じてDAやエルサンダーを置くかの二択をするしか無くなります。二回目を振らせれば回避上がりを楽に通せて反撃ができるわけです。

さらに、掴まりっぱでわざと当たることも実は対策になります。ギガファイアの火柱に当たると、当たったキャラは多段の攻撃判定を食らいながら徐々に上昇していきます。崖掴まりっぱの時には、この上昇があってようやくルフレ側のDAや空Nが当たるわけなので、火柱の持続の最後の方だけが当たった場合は追撃は難しいんです(一応当たった後に飛ぶ先を読んで空前を置いたりは理屈上できますが、僕は下手でできないです)。なので、無敵時間が長くてどうせ最終段しか当たらない場合は、わざと食らってもう一度無敵時間を確保して、のループを炎の魔導書が切れるまで行えばギガファイア無しで崖上がりができます。6回ギガファイアを使ったら炎の魔導書はおしまいです。6回くらい耐えられそうじゃないですか?だって最終段だけだったら4%くらいしかないですよ。まあギガファイア無しルフレの崖狩りも割りかし強いので上手い人相手には意味ないかもしれないですが......。

以上、まとめると

・崖の無敵時間が短いほど崖ギガファイアの読み合いが苦しくなるので、無敵時間を稼ぐ工夫をする。

崖ギガファイアにはちょうどいい設置のタイミングがあり、それからズレるほど崖が上がりやすくなる。復帰する側はルフレ側にタイミングを読ませないようにする。

・回避上がりはタイミングによっては絶対に狩られてしまう。ギガファイア発動から18F以内にしないと不利フレームを負う。火柱が上がってからしても手遅れ。

・頭が出るキャラは崖の2Fに先置きされると厳しいので注意。

 

ちなみに、ルフレ側が横Bを振る場所をきっちりと調整すれば、崖先端にくっついてから落ちていくギガファイアという特殊な置き方をすることができて、これをすると崖上に頭が出ないキャラ相手でも崖の2Fを狩ることができます。それ以外の読み合いも通常通りに回るので、崖上ギガファイアの上位互換なのですが、実戦で使っている人は少なく、安定している人はもっと少ないです。そもそもルフレ使い自体が少ないがな。もしもルフレを使ってて勝てないだの弱いだの辛いだの騒いでるやつがいて、そいつが落ちるギガファイアを使っていなかったらそれは完全にそいつの努力不足でしかないので「トレモもまともにやってないのに喚くなカス」と詰めてやりましょう。

長くなりすぎたので一旦NB・横B編という区切りでまとめさせてもらいます。読んでくれてありがとうございました。文章内に間違い・愚かさ・醜さなどあったらご指摘いただければ改善を図りますのでぜひよろしくお願いします。では〜。

 

参考文献

smashwiki.info

w.atwiki.jp

docs.google.com

docs.google.com

フレーム周りに関しては、トレモで自分である程度確認を取った上で解説をしています。

 

*1:

詳しい仕様はこちらのサイトへ。

ガケ - スマブラSPECIAL 検証wiki - atwiki(アットウィキ)

*2:最速ジャンプ上がりの移行フレームが10F。この設置よりも早く崖を抜ける方法は無く、かつ持続を最も伸ばせるタイミングがここ